『「仕事ができる」って何をもってそう言うんだろ。。
スピード、正確さ、コミットメント力、ロジカルさ?全部できること?』

というTweetを今朝読んだ。

私は「想像力を駆使できる人」は、たいていの場合仕事ができる人だと思う。これは、出世できる、稼げる、スキルが高い、といったその人の個別的な事ではなくて、他の人から見ての評価のことだ。言い換えれば、ある人の働きぶりを私が見てたとして「この人は出来る人だな」と、ついうなってしまうような人のことだ。
まぁ、要は私自身、そういう仕事を常にしたいものだと考えていて、なかなかむつかしいことではあるけど、意識することはやっぱり大事だと思う。なので、以下にそういう賢人像について言葉にしてみる。

想像力を駆使できる人は…

Level1:自分で考えて行動できる
たぶんそうなのかなぁ、こうなんじゃないかなぁ、とか常に考えを巡らせていると(これこそが想像力を駆使してる状態)、自分の取れる選択肢(オプション)が増える。もちろんどれも確かではないので、そのチョイスを間違えると結局その時は仕事としてはミスってことになるけど、それは事前に自分でこしらえたオプションなので、自分にとってはミスではない。「あぁこれは違ったんだね」という学習となる。そうやってフィードバックがたまっていって、能力が向上していく。

Level2:周りと違うこと「も」できる
こうやって能力が向上していくと、その人独自の仕事の仕方が出来上がってくる。これは、ルールや指示がなくてもある程度は仕事ができる状態だ。そして、その能力は周囲からの評価を取り入れつつこしらえたものなのでとてもソフトに出来ている。職人頑固気質もいいかもしれないけど、それだといわゆる「浮いてしまう」「役に立たない」状態になることもある。想像力で鍛えられて来た人は、周りがきちんと見えているので同じこと「も」できるし、違うこと「も」出来る。言い換えれば、仕事として正しいことも出来るし間違ったことも出来る。

Level3:自分がしたいことができる
この3までくるともう最強レベル、ロールプレイングゲームで言えば武器防具が全部そろったみたいなもんだ。自分のすべきことや出来ることが明瞭になっているので、自分の能力を「したいこと」に注ぐことが可能になる。あるいは自在に調節することが可能になる。そして、やりたくない事はやらない事も可能になる。この段階になると、それをやらないことでどうなるかが分かっている(想像できる)。どうしたらやらずに済むかも分かっている(別の選択肢を提示できる、先延ばしにできる、必要性を吟味できる)。そうやって、自分にとってのしたいことに集中できるようになる。

ちなみに、想像力を駆使できない人、というのはどんな人か?あまり追求したくはないが、、、

・言われたことしかしない人
・間違いを嫌う人
・ルールにしがみつく人

こういう人は想像力を駆使できない、というか多分想像する力をあまり好まないのかな、と思ったりする。