昔、林雄司さんのやってたWebヤギの目で「においカミングアウト」っていうのがあって、あれ面白かったなあ。というわけで、突然ですが、僕の匂いカミングアウト5選です。順位とかはないです。パッと思いついた順番で。

① 図書館のエントランスの匂い。もうちょっと特定すると、つくば市中央図書館の入り口エレベーター入った直後の空間の匂い。

【解説】

内部全体がちょっと暗めで、カソリックの教会を思わせる様な空間が、とても心地よい。肝心の匂いの方だが、とても説明できそうに無いんだけど、なんかこう、、つくばっていう学術都市の、ちょっと浮世離れした感じの匂いがする(全然説明できていない)。でも、唯一無二の匂いがする。他の図書館ではお目にかかれない匂いだ。ちなみに出入り口自動ドアは電子音の「エリーゼのために」の冒頭が流れるんだけど、それも空間全体でいい響き方してて、全然ちゃちく無くて、良い。今は違う音に変わってしまったのだけど。

② 家具屋の匂い。

【解説】

今は、あまり行く機会がなくなってしまった。木の香りがそこらじゅうにしてるあの匂いが大好きだ。「たんす」のセクションとか、「ダイニングテーブル」のセクションとか、とても好きだ。桐箪笥とか、いいですよね。実は密かに欲しいと思ってるんですけど、まぁともかく。小学生の学習机セクションも割に面白かったり。ポイントは「家具屋」ってところで、決してニトリではない。IKEAでもない。無印良品でもない。これらの店舗は無臭だ。何の匂いもしない。「家具屋」じゃなきゃこの匂いはしない。そもそも家具屋なんてあるのか?ということになるんだけど、ちゃんとあります。家具屋に行こう。

③ 営団地下鉄の改札・階段・プラットフォームの匂い

【解説】

特に、改札入って、階段を降り始めた辺りで下からものすごい勢いで吹き登ってくる空気、あの匂いが堪らなく好きだ。地下鉄のトンネル内部の空気が押し出されてここまで登ってくるのだね。正直言って、臭いんです。でも、それはタクシーとかの排ガスと割に似てて(最近はもう無いかもしれませんが)、クセになる臭さなんですよね。なんかこう、風景とかの一部といえなくもないというか、この匂いがあってはじめて、この場所なり、乗り物なり、ひとときがあるんだ、っていう。また、生暖かいっていうのが、余計に泣ける。冬とか、マジで「はぁ、、、落ち着く」っていう気持ちになる。俺はなった。何度か。

(補足)営団地下鉄ってのはもうないですね、東京メトロか。

あとの二つはまた今度。匂いの記憶ってのは、案外戻ってくるはず。